アトピー性皮膚炎(2)
朝食抜きとアロエのダブル攻撃で、発疹は引いていき、どうやら悪化にはブレーキがかかった私のアトピー性皮膚炎ですが、皮膚が受けたダメージはまだ充分残っており、次はこれらのケアです。
まず、掻きむしったあげくに炎症を起こした箇所には黄色ブドウ球菌が多く繁殖しているということなので、殺菌消毒から。いろいろなやり方があると思いますが、私は天然素材でできているという、紫雲膏なる軟膏が良いとの情報を得、早速買ってきて試してみました。商品同封の説明書きによると、かの華岡青洲があみだした軟膏ということで、それこそ歴史的な実績はあるようですね。期待どおり、けっこう効果はあったようで、とりあえず的に使用していた痒み止め皮膚用クリームでは全然良くならなかった(当たり前なんですけど)皮膚のただれがみるみる改善されていきました。ただし、この軟膏、成分の関係で赤い色をしており、のばして塗ればさほどではないにせよ、少し衣類に着色します。白物など薄い色の衣服などでは少し色がついてしまったのが分かりました。まあ、色も薄いし、洗えば落ちるでしょうが。あと、わずかですがあまり心地よいとは言えない匂いもします。他にもっと良い塗り薬を知っていれば、そちらを使用したのですが…しかも痒み自体はこれでは治まらなかったので、市販の痒み止めクリームと併用となりました。
そして殺菌後には保湿クリーム。これもいろいろ調べてみましたが、実に多くの種類があって、選ぶのに大変。最初はジェル状のクリームの方が、いかにも保湿っぽいありがた味を感じてそれにしてみましたが、やはり衣類を着たらベタつきがそちらにうつってしまうのでイマイチ。ずっと裸でいられる季節で自宅に引きこもりならそれでも良いのですが…と言うわけで、あらためて塗布後感のサラッとしたものを探し、まずは小林製薬のヒフミドというクリームに行き着きました。皮膚が持つ本来のバリア機能が低下しているのはセラミドという成分が皮膚から減ってきているとのこと。そのために乾燥しやすく、そのうち敏感肌になって、ついにはアトピーになりやすいのだそうです。そのセラミドがこれには含まれていて補ってくれるらしく、たしかにサラッとした塗り心地なのに、しばらくすると塗ったあと、皮膚の表面が滑らかになるのが実感できました。その後、似たようなセラミド含有の商品で、花王から出ていたキュレルという保湿クリームに変更。こちらの方が値段もリーズナブルだし、近くのドラッグストアなどでも入手しやすかったので…ネットでも評価が高かったから安心して買いました。皮膚を修復する効果で言えばヒフミドと同じくらいかなと感じましたが、キュレルの方が傷んでデコボコやザラザラになった皮膚の上でもスーッと、のばしやすいんですね。ただしこれも痒み抑制成分はないので、痒みは若干残りました。
さらに調べていくと次は馬油(ばあゆ)というのに行き着きました。うん、これは良い。塗って乾いたあと薄い膜のようなものが出来るので、弱っている皮膚を保護してくれる感じ。衣服が擦れて痒かったのがずいぶん楽になりました。ヒフミドやキュレルではこうはならなかったので、今のところ馬油が一番かな。天然成分なのもグッド。しかしこちらも痒みを完全にはシャットアウトは出来ず、やはり若干ありました。なので結局は痒み止めクリームと併用です。
アトピーが悪化してから最も辛かったのはこの痒みでした。夜中に何度も起きてしまうため睡眠不足気味で、当然仕事にも集中しにくい。皮膚の荒れが快方に向かって行ってもなかなか治まってくれないのがこいつで、最後の難関なのです。
それにしても、これだけ世に広がっている病気なのに「アトピー外来」みたいな専門の診療科もまだまだ一般的ではないようですし、ほとんどが未だ民間療法に頼るしかないという現状はどうしたものなんでしょうね。
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