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MM9 -invasion-

怪獣が自然災害の一種として認識されている現代。気象庁は怪獣対策チーム・通称「気特対」を擁して日夜対応に当たっていた。7年前に出現した少女の姿をした怪獣6号「ヒメ」。眠りについたままのヒメを移送中のヘリが、突如飛来した青い火球と激突して墜落する事故が発生。その頃、高校生・案野一騎は不思議な声に導かれ、その主を探しに出る。その声は、宇宙からの怪獣襲来を警告するものだった!

怪獣SF小説・『MM9』の続編。前作は短編連作集でしたがちょっとパロディっぽい作風と、それでいて本格SFのテイストをうまく融合させた面白さが気に入り、長編での続編を望んでいたので、まさに待ち望んでいた一作という感じでした。しかし、いざ読んでみると本作は前作と比べ、肝心の「気特対」の活躍があまりなく、純粋な続編ではない印象を受けました。その代わりというか、一騎少年を中心とした怪獣物活劇としての別の面白さがあり、笑える要素に関しては前作以上で、宇宙生命体の”ジェミー”と一騎の漫才的やりとりは、もしかしたら本作で最も良かった箇所かも知れません。ただ、その一方で前作で嬉しくなってしまった世界観の設定での基本ルールみたいなものが、本作ではところどころでほころんでいるような気にもなって、全体では、よくありがちな続編パワーダウン状態のまま終わってしまったのが期待していただけに残念。この後さらに続編『MM9 -destruction-』に続いていくらしいのですが、はたしてどうなるのでしょうか。
ところで、また今回読んだ本も”続編”です。昨年の反省はどこへいったのでしょう(苦笑)…ま、いいか。

オススメ度:☆☆☆

13

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