漫画で蘇る O・ヘンリー傑作選
マンガで有名小説を紹介しようという企画で出版された本です。もしかしたら読書としては邪道と言う人もいるかもしれませんが、私はとっつきやすくて好きですね。子供の頃は図書館で歴史や伝記などをマンガで書いてある本を読んだ記憶もありますし、後年では石ノ森章太郎の『マンガ日本経済入門』などもありましたね。最近ではこういった企画、かなり多いんじゃないでしょうか。
O・ヘンリーと言えば世界的に有名な作家ですが私の読書遍歴はかなり偏っているので、海外の、しかも古典とくれば、いくら名作でもほとんどが未読のはずです。まあ自慢にもなりませんが。しかし、どうも学校の教科書でか何かで目にしたことがあったようで、読んでみると記憶に引っかかるものがあります。やはりそれほど広く知られた作家と作品だったんだと改めて認識し、一度ちゃんと小説も読んでおくべきだなと思いました。
収録されているのは、『賢者の贈り物』・『20年後』・『よみがえった改心』・『岡っ引きと子守唄』(原作では『警官と讃美歌』)・『心と手』・『最後の一葉』の六編で、どれも単純なストーリーですが心温まる話ばかりで、とても気持ち良い読後感を味わえました。もともと短編の上に、さらにマンガになっているのでアッという間に読了できます。最も好きな話は『賢者の贈り物』かな。解説にあったマザー・テレサの談話も考えさせられましたし。
監修は『声に出して読みたい日本語』の斎藤孝。本書などはぜひシリーズ化してほしいですね。
オススメ度:☆☆☆
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マンガで蘇る O・ヘンリー傑作選 著者:齋藤 孝 |
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